2017/10/05

- HOLD - 58`PANHEAD CHOPPER Work in progress


エンジンオーバーホールへと入った販売中の
58`パンチョッパー。

各パーツを分解/一時洗浄し、各部組み上げに入る前の段階で
写真に収めましたので、各パーツのマッチングなどを含め
ご紹介していきたいと思います。



フライウィール/コンロッド共に純正。
今までのリビルド回数も少なく、ロッドの歪みも無く
クランクピン、ギアシャフト、スプロケットシャフトの減り等も
既定値内です。
フライウィールはスプロケット側が57年の後期スタンプ。
カム側は58年3月のスタンプで、工場出荷のままの構成と推測します。




打ちかえ無しの純正VINナンバー。
左右のベリーナンバーもマッチングのケースです。

そして、こちらの58FLH。
58年当時の生産台数は195台のみ。

1958年のハーレーの生産総台数は12676台。
その中でパンヘッドのビッグツインは6038台。
ちなみにFLHはFLのラインナップの中でも、一番生産の少ないモデルでした。
当時FLHは、FLと比べコンプレッションが高く
パフォーマンスモデルとしてラインナップされたモデルで
なかなかお目に掛かれません。


55品番のレフトケースは57年12月製造。
58品番のライトサイドも同じく57年スタンプ。
こちらも年式マッチングとなります。


次にシリンダーですが、共に58年デイトコード。
15と19の品番も確認できますが、こちらは一般的には
製造の週/ロットと判別されます。

前後とも純正シリンダーでピストンは.002オーバーが入っていましたので
今までのオーバーホール履歴は1回のみであると言えます。
オーバーホールするごとにシリンダーは削られて薄くなっていきますので
この様な状態のシリンダーは貴重です。フィン欠けも皆無です。

ヘッド関係も58年のマッチング。
フィンかけクラックなどもありません。


56品番のヘッドはパンカバー内側にデイトコードがあり
こちらは57年の後期製造スタンプです。
純正ロッカーアームも大きな減りもありません。


オリジナルカムカバー。
こちらはジェネレーターボルト穴に1ッ箇所クラックがありましたので、
修正致しました。この後、ブッシングの点検へと入ります。


バルブも当時の純正バルブのままでした。
カムはFLH仕様の純正'H'カムです。


純正タペットブロック。
タペットローラーは、必ず新たに打ちかえです。
BGでは日本製のベアリングを使用し打ちかえています。

キャブはリンカートM74Bのオールドクローム。
フルクローム仕様の物は当時ショーバイク等に多く
このパンヘッドもペイントやモールディング等
当時、相当なカスタムビルドされていたチョッパーだった事が伺えます。



現在は腰下のフライウィールバランシングを終え
ケース側カムブッシュの入れ替え等を終えました。


この後ミッションも同様にフレームから降ろしオーバーホールへと入ります。



1971年ビルドの当時の本物のパンヘッドチョッパーです。
ブルーグルーブのアメリカ買付でも
この様な1台には中々巡り合わない物です。

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